境内の紅葉道を歩いていると、山側の方にこのような石垣を高く積んだその上に広場がある。

かつては堂塔、伽藍が中心に68の塔頭の並び建つ大寺で あったことの名残が、この石垣の上からさらに上の敷地に続く坂が、紅葉のこの間に見えている。

 

  

菩提仙川の渓流に沿う山道には苔むした石垣が続き、かつての豪壮な寺坊がしのばれる。

 

 

 

この紅葉のある所には、どんな立派なお堂が建っていたのだろうかと想像しながら、紅葉を見古代の歴史を辿る想像が、

今は本堂、鐘楼、福寿院を残すのみであるだけに、僧坊の栄枯盛衰が、華やかな山の錦の彩の一つ一つが物語っているような気がする。

 

 

ここでも石垣の敷地のまだ後ろの方にしっかり積んだ石垣が見える。 

 

  

正暦寺の本堂に続く参道の参道の山道には、沢山の南天も植栽されていて、今紅葉に負けじとたわわに赤い実をつけている。

今朝がたまで降っていた雨粒を実に宿してきらりと光るのが綺麗だ。

 

 

 

 

菩提仙川の向こう側にも敷地の後らしき広場が見える。山にに登る人が少ないので、川のせせらぎが美しい景色に、趣きを添えている。

 

 

黄葉がまだ進んでいない楓の葉は、朱色と相まって天からの花簾のように美しい。

 

 

菩提仙川の渓流に沿う山道の右側に、紅葉の木の間に見えているのは、福寿院客殿の建物である。

この客殿からの庭と借景が実に綺麗だったので、後の記事にしたいと思う。 

 

渓流に注ぐような形に紅葉した枝の並びが、その美しさを競っているようだ。

美しい彩の中を歩いていると、感動の連続で、感覚が研ぎすまされるようで、日常から飛び出して幸せに浸る。