予報では雨模様のようだったが、午前中はなんとか持って降り始めたのは、日没後になった。
最近、気温が低くなったので、朝 外に出るのが遅くなって、自分の住いの方の片付けがすべて済んでから、息子の家の方に行く怠け癖がついてしまった。
外に出ると、はっとするようないい香りが庭の方から流れてきた。
金木犀の香りだ。
9月には咲いて喜ばせてもらった香りが、再び朝の挨拶をしてくれたようだ。
9月に開花した後すぐに、台風が接近した。上陸はしなかったけれど、夜中から明け方にかけて激しい風雨が庭木を揺すり、折角の花をみんな落としてしまった。
金木犀の花が落ちた跡は、お天気で自然な落花であれば、庭は金色の絨毯を敷いたようになり、この花からも絨毯からも、まだ香りを届けてくれるのが常だったのに、嵐の翌朝は茶色になって色あせた庭の汚れの重なりになっていた。
今年の花の香りを楽しむ日の短さに、すっかり落胆していたのだが、今になって、開花のエネルギーの残りが一斉に、再びの花を咲かせてくれた。
なんと嬉しいことだろう。
