終日べっとりと灰色の雲に覆われていた空だった。
そろそろ夕食の準備をしようと思って、離れから外に出てみると、西の方が明るい。雨がいつの間にか上がっていた。
まだ落日していない太陽が、黒い雲間からわずかにその姿を見せている。この雲の隙間からの明かりだけで昼間の暗さから解放されたような気がする。

金剛山には山膝からも麓からも、まだそこでは雨が降っているような白い雲の状態が見られた。
6時前の気象情報の時、気象情報のお姉さんが、「「蒸気霧」という現象であることを説明していた。
時々雨上がりの山の方を見ると、このような情景が見られていたが、朝の川霧とも違うし…と思いながら山が美しく見えるので好きな情景である。
金剛山を眺めていると、太陽の周りの雲がさらに離れて、その周りだけが、異様に明るさを増していた。こういうのは不気味であまり好まない。