近場で涼しい気分になれるところは、川上村の蜻蛉の滝。

高さ50mの滝からの冷気が、暑気払いには打ってつけの場所で、このブログでも何回か登場するような私の好きな場所である。

一度行ったらもういいよ、と言う所と、何度も行きたくなる所と、私はよくそのようなことを思ってこの夏の暑さにうだるお昼前の滝見である。

  

 

石段を登るのが少ししんどいと思うようになってきたが、今年は手すりが新しくなっていたので、それを頼りにゆっくりと登る。 次第に木陰が多くなってくるので、汗は全くかかない。緑の森の冷気が優しく頬を撫でてくれるような気がする。 

 

蝉時雨の間に、水音が高くなってくるのがこの辺りで、もう一息で滝見の休憩所が近いことが分かる。  

 

       

滝見の休憩所からは、滝の全景が見えるので、暫くそこで眺めながら「あぁ涼しい」と何度も言葉に出す。

日光の当たり具合でこの辺りから滝のしぶきに虹が見えるというところなのだが、まだ1度もその虹に出会ったことのない不運さを今回も嘆く。

  

 

  

古代の歌人や、松尾芭蕉、本居宣長も、この滝を観、この自然を愛でたのだと、長い時代を隔てても、絶えることなく流れ落ちる水音は、今も昔も同じだとそんな感慨に浸る。

 

   

今まできたときに気がつかなかったのだが、それとも最近整備されたのか、「滝巡りの道」というのができ、木枠の登り段が上の続いて見えた。見上げるとお不動さんのお堂の後ろを回ってまだ上へと見えている。

しかし、私はストックを持ってこなかったのであんなに高く登り、滝の上をどのように回るのかと思うと、やはり不安が先にたって、今回は滝上めぐりは諦めて戻ることにした。 

 

  

滝観台で、十分涼み心残りは、途中までしか見えなかった、木枠の登り段の果てまで行けなかったことだが、涼しさを求めて、川上村の蜻蛉の滝に来たことは、十分な暑気払いになった。 (8月2日撮影)

                                                    9277