菜の花畑に、入り日薄れ
見わたす山の端、霞ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月かかりて、におい淡し

里わの火影も、森の色も
田中の小路を、たどる人も
蛙のなくねも、かねの音も
さながら霞める、朧月夜  

   

唱歌「朧月夜」のモチーフとなったと言われる、菜の花公園は、緩やかな丘陵から眺められる千曲川と遠くに北信五岳を望む場所である

  

  

私たちが行った5月8日は、前日まで「菜の花祭り」が開催されていて、多くの人で賑わっていたそうだが、その1日後だっただけに花は満開のままで、訪れる人はまばらでここでゆっくり憩うには、最適の日だった。

 

  

パンフレットによると、約800万本の菜の花が植えられているそうだ。見渡す限りの黄色い絨毯は、今までに見た菜の花畑の何処よりも広く、黄色く、美しく咲いているように思えた。 

 

      

 

 

 

  

北信五岳は、長野県北部から新潟県にまたがる上信越高原国立公園にある。 飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山。 裾野には、飯綱高原、戸隠高原、黒姫高原、妙高高原、斑尾高原と自然に恵まれた美しい高原が広がる。

高原の菜の花畑を、勢いよく鯉のぼりが泳いでいる。 高原にもこれから本格的な春の訪れである。

2013・05・08 撮影