棚田の中を通る農道を通り抜けると、帰り道が短い時間で国道に出ることを、以前知ったので今日も夢市場へ行った帰りに、稲淵のほうへ車を走らせた。

勧請橋近くまで行って右折しようとした時、「あれっ!棚田に鯉のぼりが揚がってる。」と友人が言ったので、この木の「INABUTI」案内板の所に停車して、棚田の方向を眺めた。 

 

  

目の前の竹が風に大きく揺れているのに、棚田には風が通り抜けないようだ。

折角見つけたのに、折角風が強く吹いているのに、待ってみよう。

きっと泳ぐ時があるに違いない。 

 

  

思ったとおり、私の立っているところから、ずいぶん離れたところに立っている鯉のぼりが、上の段のほうからてんでばらばらだけど、泳ぎ始めた。 

 

 

鯉の泳ぎ方を見ると、一体どの方向から風が吹いているのか、変な泳ぎ方をしている。

棚田という地形が、風の流れ方に関係しているのかもしれないねと、友人と暫く眺めてからここを離れた。

何度も稲淵に来ているが、鯉のぼりの時期には、来なかったのか、それとも今年初めてなのか、とにかく5月に入ったその日に、冷たすぎる風だったが、明日香風を吸い込んで泳ぐ鯉のぼりを見たことは、「出かけることはいいことだ。」と気分が高揚した。                               

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