昨日の記事の雪景色の田畑を見下ろしてカメラを向けたのは、このお社の前の崖の上からでした。 神社の名前は桜実神社です。

境内にはこの杉についての説明板がありました。古事記に記された古代に遡る杉の木に、大きな興味を持ちました。神武天皇がこの地での戦いの後、この杉を植えられたことが伝承として、今ここにあることは古代へのロマンが膨らみます。
深い緑の杉の木に覆われた神社は、鮮やかな朱色に近年修復されたらしく、緑と朱の対比がまことに美しい情景となっています。
八ツ房の杉は、名前の通りに、8本の幹がにょきにょきと様々な方向に伸びています。あるものは上に伸び、あるものは地を這って伸び、あるものは既に朽ち果てているような幹もあります。
また、ある幹から出た枝が別の幹に癒着しているのも見られます。八ツ房の杉の株元は苔むして大きな塊になっています。
地下部を含め1つの大きな塊から様々な方向に幹を伸ばした巨木の佇まいを見ると、八ツ房の杉を通して遠い古代に想いをはせることが出来ます。
まるで大きな生きもののような杉を、何度も周囲から眺めカメラに収めながら、この杉が眺めてきたこの国の原型が創られた古を、巨木の中にぎっしりと詰め込んで、今尚大和の国・菟田野に存在する事実を目に、心に焼き付けました。
八ツ房の杉の梢は、神社を守るかのように、社を覆い空に向けて命を繋いでいます。