春日大社の駐車場に近い場所に、この歌碑を見つけました。何度もここは通っているのに、今日 初めて気がつきました。犬養孝先生の揮毫による、古事記の詠です。

『夜麻登波 久爾能麻本呂婆 多多那豆久 阿袁加岐 夜麻碁母禮流 夜麻登志宇波斯 -- 倭建命『古事記』景行記 倭建命の国偲びの詠と言われています。

『やまとは くにのまほろば たたなづく あをかき やまこもれる やまとしうるはし』 
倭は 國のまほろば たたなづく 青垣 山隱れる 倭しうるはし
(大和の国は国々の中で最も優れた国だ。重なり合って青々とした垣のように国を囲む山々。(その山々に囲まれた)大和は美しい)   ウィキペディアより 

  

 根上がりの楓が公園に模様を画いているように浮きでいます。こんなに静かな奈良公園を見るのは久しぶりです。

   

水谷茶屋の上の石段を登り詰めると、若草山の広々とした風景が目に飛び込んでくるような感じです。鹿たちは、自由にたむろして時々来る観光客の、鹿せんべいを目ざとく見つけては、お辞儀をしてせんべいのおねだりをしていました。帰りは石段を降りずにスロープをゆっくりと降りていきました。

  

吉城川に架かる橋を渡って、水谷神社から春日大社拝殿へ行きました。 

 

  

緑と朱色と白漆喰の腰壁は、「あおによし」とは全くだといつも思いながら、西回廊の美しい中を歩くと、清々しい気持ちに包まれてきます。 

 

  

拝殿にお参りしてから、吊灯篭と格子の障子に惹かれ単調な色彩の美を楽しみます。

 

  

上の吊灯篭とは対照的に、丹塗りの柱ときらびやかな灯籠もまた、春日大社の神域の回廊の、美しさです。 

 

  

 『感謝』の文字の碑が、今日1日思いつくままお参りしたい春日大社にお参りし、観たかった水谷茶屋の紅葉に染まった風景を愛でる、そういうことのできる時間が与えられたことに、 感謝したい気持ちを、代弁してくれているようです。

  

極めつけは、この幸せな結婚式場に向かう若いお二人に出会えたことでした。笑顔の爽やかな青年と、にこやかな美しい新婦さんの、人力車は、銀色の金具の車輪と、白い幌がとても素敵でした。

「おめでとうございます。お幸せに」とすぐ傍だったので、祝福の言葉をかけました。そして、写真頂いていいですかと訊ねましたら、お二人同時にニコニコと肯いてくれました。車夫さんは、ちょっと停まりますからねと、いいおまけです。

とても綺麗で素敵なお二人だったのですが、写真を撮らせてもらった時、ブログに載せる事を言わなかったので、少しモザイクをかけて掲載しました。許可を得ていたら、モザイクなしの美しいお二人の登場となったのですが・・・

とにかく春日大社でこのような純日本式の、 素敵な二人に出会えたことは、幸せ気分になりました。