朝顔のグリーンカーテンは、北側の窓の下に植えてあるから、実際に日差しを遮る役目はしていません。けれど北側だから1日中咲き続けて、夕方になってから夕焼けの残照の当たる頃に、一つ二つと萎んでいきます。それがなぜ涼しい役目を果たしてくれているのかといいますと、朝起きてすぐ開けた窓の外にカーテンと網戸を通して、逆光の花と葉っぱが目に入ると感覚的の涼を与えてくれます。1日に何回となく離れと本屋を行き来するたび、風に揺れる葉がいかにも涼しげです。

グリーンカーテンの下で咲いていた花が、今では上のほうばかりで咲くようになりました。一番平凡な昔ながらの朝顔ですが、毎日見ていますと飽きが来ないという長所を持っています。それも涼しげの一つかもしれません。きっと9月になってもまだ咲き続けることでしょう。ご苦労さんでしたね。涼しさをありがとう。

西側の塀の外の景色です。日増しに稲の穂が頭を垂れ下げて黄色くなってきます。青い空も、浮かぶ雲も、稲の実りももうすっかり秋です。ただ日中の気温の高さだけが、真夏日として残っているのが辛い毎日です。夜のうちに下がった気温はこれも秋ですし、早朝の涼しさは心地よい目覚めをもたらしてくれます。

確実にすすんでいく季節を感じた時、この夏も何とか無事に過ごせそう、いや過ごせたという感謝の気持ちが、ふっと湧いてきます。

全てに、「ありがとう」そう伝えたいです。