初めてこのホテイアオイの花を観に連れて来てくれた友人に、「この花、みんな私のほうを見て笑ってるよ。」といった私の第一声を、ホテイアオイのことが話題に上ると、必ず言われます。
よほど私の表現がおかしかったのでしょうね。
その時以来、毎年この花が私を呼んでくれるような気がします。
私って自分の好きな花に、その季節が巡ってきたとき、「花が呼んでいる。」というより「呼ばれている。」のは幸せなんだなぁと思います。

大和三山のうち、ここでホテイアオイを独り占めしているのは、畝傍山です。
だから、あえて記事の題を「畝傍山の裳裾」と付けてみました。
お盆は過ぎたもののこのところの猛暑ですが、青い空に浮かぶ白い雲は秋を思わせます。

もう少し畝傍山を近くに引き寄せました。
稲穂が少し出た田圃と並ぶ民家もホテイアオイと共存した大和の風景です。

橿原市城殿町の霜月会の人たちと、畝傍北小学校の2年生の児童の皆さんの手によって、休耕田がこのように美しい花園として多くの人たちに愛でられています。
「花街道」がさらにどんな花を見せてくれるようになるのか楽しみです。
季節ごとに目が離せませんね。

畝傍山だけでなく、遠望の背景には右葛城山、左金剛山の山の連なりの裳裾となっているようです。

また民家の家並みの後ろには、二上山も仲間入りです。

ホテイアオイを植えるとき、2年生の子達は城殿町の霜月会の人たちの指導の元で作業をすることでしょう。
校区の地域の大人との交流と、地域を愛する子供が育っていくことは素晴らしいと思います。

 
現在、金堂跡には白鳳山医王寺の建物があり、その庭に15個の礎石が並べてあります。
庚申さんの塚と、石仏の前にはホテイアオイの花がお供えしてありました。
温かい気持ちになって手を合わせました。

金堂跡に建つ「史跡元薬師寺址」の碑です。