
このような情景になるのは、この暑さでは、まだまだ先のことだろうと、溜息交じりに、ひぐらしどころか、クマゼミの声にうんざりして1日を過ごしています。
それにしても蓮の花は、いかにも涼やかに咲いて待っていてくれるもので、そこには癒しの空間が広がっています。

香具山は、多武峰連山の続きのような形態であるのに比べて、耳成、畝傍の山は独立した死火山だそうです。
山容からすれば、私は耳成山が好きです。

「耳成の 池し恨めし 我妹子が 来つつ潜かば 水は涸れなむ」

このように古代の人々にいとおしまれてきた山に囲まれて、藤原宮跡の蓮は確かに古代をしのぶよすがとして、現在の私たちの心にも大きな存在となっています。
