「M先生を囲む会」の会場は大阪北の高層階で行われた。
同窓会は通常、小学校六年とか中学校三年、高校三年、大学の卒業年次のように卒業の最後の年を一つの区切りとして行うことが多い。

観覧車と阪急デパートがが真向かいに見える会場での、「M先生を囲む会」は中学校1年の時に担任していただいたクラスの生徒と、2年の時に担任していただいたクラスの生徒の合同の「同窓会」である。

戦後の混乱の時期に、復興の兆しの見え始めた時代だった。
京都の大学を卒業された先生の最初の担任が、1年で習った人で、私は2年めに担任していただいたクラスであった。
新卒で、若く美しい先生から受けた影響は大きいものだった。



13年前は、大阪で、その前は当地で「囲む会」を開いているが、13年の間に、彼岸に旅立ってしまった友人、消息不明の人も増えているのに驚いた。
お互い歳相応になっているけれど、話し合っているうちに昔の面影が顔を覗かせて、楽しい話題は尽きなかった。



10歳年上であったはずの先生が、一番お若い。
「マケタァ!」
と、皆で大笑いしたが、80歳を超えた先生は、今もヨガをされたり、カルチャーの講座や、短歌の歌会に出席されているなど、生き生きと暮らしていらっしゃるお話に、道しるべをいただけたような気がする。

中学を卒業する時、ほかの学年を担任されていたが、「サイン帳」に書いてくださった一言は「夢を持ちなさい 夢のない人生は 寂しい」であった。
今も私はそのサイン帳を大切にしている。

次回は、2年くらい開けて「M先生を囲む会」をしようということになった。
こうして集えた健康に感謝し、遠くは埼玉県から出席してくれた同窓生に感謝し、先生のお元気さから頂いたパワーに感謝し「今」を大切に日々を積み重ねて、再会の日まで元気にいたいと思う。

 現在中山道(日本橋~三条大橋) 日本橋~板橋