蝋梅健気に咲いて昨日近くの家に所用で行く道すがら、塀の傍を通るといい香りがする。このときまだ雪の降っているさ中だったので、傘を差して、足元に気をつけていたから、前を見ない歩き方だったが、優しい香りにふと頭を挙げると、満開の蝋梅がそこにあった。いち早く春を告げる花とはいえ、降りしきる雪の中その健気さに、この花の生き様からの生気のみなぎりを受け取った。