桜井市で会議があった。
窓から桜井駅が見える。
上が近鉄線、下がJR線の駅だ。
近鉄線の駅の右上に三輪山が、僅かに見える。
窓ガラス越しに写したら、ガラスに強化の金属線が入っていたのでぼやけた×が入ってしまった。



昼食のおにぎりと一緒に、どなたかが配ってくれた「おかき」である。
百人一首が書いてある。
下の句が裏に書いてあるのかと思って裏返してみると、作者の名前が書いてあった。



カルタ取に夢中になった頃、絶対に人にとられたくなかった札である。
「行く方も知らぬ こひのみちかな」
恋に恋するような年頃だったので、好んだ和歌でもあるが、上の句に「ゆ」が付くのは2枚だけだったので「早取法」で覚えやすかった。
ちなみに、ここに二つある「あ」は一番沢山あって16枚、「な」は「あ」の次に多くて8枚だ。
1枚札は、む・す・め・ふ・さ・ほ・せ・
これも、しっかり睨んでいたものだった。

子供の頃記憶したのは、頭のどこかにこびりついているのか、今でも上の句を見れば下の句は百首ともでてくる。

それなのにさっき置いた鍵を大騒ぎして探す。 

「おかき」を見ながら、昼食時のひと時が楽しいものとなった。

今の物忘れは、歳相応と余り気にしないことにしよう。