

初めての町だ。

青い空に浮かんだ雲が、優しい秋を告げていた。

「冬青(そよご)風 」 の竜馬16さんのご好意で、ご案内と招待券を頂いた
「四国八十八カ所・祈りの旅」展。
溝縁ひろし氏の八十八ヶ所のお寺と花の写真は、お遍路をした1年半のお寺の断片的だった思い出を、皆繋げてくれるものとなって浮かんでくる。
花の優しさが祈りの心に通じる。
写真をしている孫にとっては、「ものを見る目」の大きな肥やしとなったろう。
第二次大戦後の1950年(昭和25)、65歳になっていた龍子は妻と息子の供養のため、四国八十八ヵ所巡礼を始める。6年がかりで全札所を回り、各札所で淡彩のスケッチ(画家自らは「草描」と呼ぶ)を残した。これらは、札所で詠んだ俳句とともに画文集『四国遍路』として出版されている。
「ホトトギス」同人の俳人でもあった>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア)
上記の川端龍子の遍路草画と、自筆の原稿が展示されていて、水彩画の淡いタッチで描かれた絵画も素晴らしいものと感動した。
作品を1巡した頃、写真家の溝縁ひろし氏が、「今日は沢山の方が見えているので、ギャラリートークをしましょう」と言われて、にこやかに優しい語り口で、お遍路の事、お寺と花のことを話してくださった。
孫と共に、作品に和み癒された「芸術の秋」の第1歩は精神面にも深い印象となった。
