歌泉堂 万葉植物園のある春日大社神苑の一番奥まったところに、歌泉堂がある。こじんまりした趣のある建物だ。注連縄が張ってあるこの社の祭神は、柿本人麻呂である。万葉集第一の歌人がここに神として祀られている。百人一首の「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」は最もよく知られている詠だ。 ひしを植栽しているところに柿本人麻呂の詠をみる。夏に白い4弁の花が咲くとの事であるが、まだ咲いていなかった。 キキョウは万葉植物名ではあさがおである。「夕影のこそ咲きまさりけれ」は、今の朝顔では絶対にありえないと、夕暮れに咲いているキキョウの、ほのかな優しさを想う。 春の七草の中にあるせりは葉を食するが、夏にはこんな白い花が咲いている。(ピンボケになってしまった) 松井田~坂本(7・28)