

中之坊の拝観受付の土間に大きな湯沸しの竈があり、大釜がその上に載っている。
このような釜は、私が嫁いだお寺の台所にもあり、その当時は毎日の湯沸しや、お寺の行事にも使っていたので、懐かしい。
ここの竈は、かなりの年月を経た歴史を感じる。

もう一方右側の壁際にも、竈があり、ここは二つの炬口がある。
小さくしたので読めないけれど立て札には次のような説明があった。
「秘薬陀羅尼助精製の釜・1300年前、役の行者が精製した日本最古の胃腸の和漢薬。
この薬は、数十代に亘る住職が、幾たびもの改良を重ね、昭和57年まで用いた伝統の大釜。
右がエキスを抽出する釜、左が煮詰める釜」
陀羅尼助には、このような歴史があったのだ。

洞川にごろごろ水を汲みに行った時、旅館の並ぶ通りで、いつも買ってきて常備薬として重宝している丸薬が、お守りなどと一緒にここで販売されていたので、暫く洞川には行けないから、買ってきた。
今ではお寺で精製していないが、役の行者縁の地である洞川では製造され続けている。
製造元を見ると、いつも買っている発売元の名前が書かれていた。
満願の日に、薬のご縁も頂いたような気がする。
しかし、食事には気を付け、なるべくなら、お薬の世話にならないようにしなければと、暮れからお正月に向けての、お腹の戒めともしたい。


友達がこんな形の変わったなんきんを持ってきてくれた。
冬至の日まで置いておこうと、しまってあったのを、お昼のおかずにと炊いた。
午後からは、例年のように太子温泉のゆず風呂で温まってくることにする。
関西だけの行事かしら~~~