会場前の時計塔

在職当時からの友人が、退職後打ち込んでいる、混声合唱団の、コンサートを聴きに行ったのは、先週の日曜日だった。

昨年も招待されて行ったが、美しい歌の発表に感動し、今年のコンサートを楽しみにしていた。

40周年の記念コンサートとのことで、指導の先生の努力や団員の方の継続の素晴らしさの結晶の発表として大きな期待も持って待ち望んでいた。

「当麻混声合唱団」 彼女の所属する合唱団は、当市から離れた土地にあるが、毎週練習には熱心に通っていた。
友人はソプラノで、とてもいい顔で楽しんで歌っている様子に、退職後のいい道を歩んでいるなぁと見受けられた。




コンサートは、3部からなっていた。

1部は、組曲「大和・こころのふるさと」から第4曲の「おもかげの二つの峰」二上山を描いた素晴らしい歌であった。

「うつそみの人なる我や明日よりは二上山を弟世と我が見む」

皇位継承の争いに敗れて命を落とした大津皇子の姉の大伯皇女が弟の死を悼んで詠んだ万葉の和歌の朗詠で始まった。

合唱は、心に沁みるものであった。



第2部の無伴奏合唱による、日本名歌集の懐かしい歌に胸がジーンとくるほどの感動を覚えた。

鉾をおさめて・この道・ペチカ・村の鍛冶屋・砂山・椰子の実・美しき天然・みかんの花咲く丘

これらの曲を、男性コーラス、女性コーラス、混声コーラスと、アカペラ編曲された歌声は透明な響きを会場いっぱいに溢れさせて心に語りかけてくる。

第3部は、モーツアルトのミサ曲で、奈良フィルハーモニー管弦楽団の演奏に載せて、原語での混声合唱とソロもあり、すっかり魅了された。
会場全体が教会の雰囲気に誘われていくようであった。