彼岸花の首飾り

ゴール近くになった頃、可愛い声が通り越していた。
姉妹らしい二人の少女が手に彼岸花をいっぱい握っている。
私と一緒に歩いていた女性カメラマンのHさんが、知っている子だったらしく、
「おばちゃんが、いいもの作ってあげるよ。」
と言って道端の彼岸花の1本を採って、茎を交互に折りながら、見ている間に首飾りを作り姉妹の首にかけてやった。
可愛いお譲ちゃんたちの写真は、一緒に歩いていたお祖父ちゃんの了解を得てカメラに頂いた。
コスモスのマスクなしの写真は、このお譲ちゃんたちにあげる為に、プリントした。

彼岸花の首飾りは、子供の頃この季節には、子供同士集まって作って遊んだものだった。
野原の草花での遊びは、子供たちのもの創りの天才のようにいろんな植物を使って遊んだ。
Hさんも、そのような世代の人である。
「彼岸花の根には、毒があるけど、花は大丈夫だよね。」
そういったけれど、帰ってから季節の花300で確かめてみて、それを確信した。
・根のところにはリコリンという毒があるが、
この毒は水で何回もさらせばとれるので
昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐ、
という説と、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、
などの説がある

8キロを歩き終えてゴールに着いたら、資料館前ではお餅つきが始まっていた。木の臼に、蒸しあがったもち米が入り「こつき」をしている。これがうまく出来ると、杵でつく時には米粒が飛ばないと話しながら臼の周りから丁寧にこつきをする。手なれたものだと感心しながら見ていた。
ゴールしてきた人も、飛び入りで、体験している。

疲れた体に適当な甘さのお餅が美味しかった。
最後まで、楽しいイベントで、参加して本当に良かった。
