金色の田圃投薬中、薬を飲む回数が1日5回だった。起きた時、朝、昼、夜、就寝前。痛さで殆どうつらうつらしていたので、早朝の薬の時間も夜が白みかけた頃大抵飲んでいた。目覚まし時計など必要がなかった。薬を飲まなくなっても、体内時計が早朝の目覚めを知らせてくれる。もう一眠りと思ったがお天気がよさそうなので、パジャマのまま朝日の見えるところに出てみた。冬場は、太陽がうんと南から出るので、この部屋の雨戸を開けさえすれば見えるし時間も遅い。今が日の出の一番早い頃なので、日の出を見ることなどめったになかった。ヘルペスの効用。体内時計のお陰で、昇って間もない太陽と金色の田圃に対面した朝だった。