カエデ二世は、花のよう天川村の新緑に包まれて天川村御手洗渓谷の山間に入ると、清清しい気持ちになる。その清清しさは、日常生活のストレスをすっかり忘れさせてくれる。森のフィトンチッドのせいだろうか。「はつがつお」ではないけれど、目に青葉はとても優しく感じる。カエデの若葉が眩しいくらいである。その葉の下に沢山ぶら下がっている赤い種を、昨年は、花と見間違ってしまって、訂正したことを思い出した。緑と赤の取り合わせが、この季節のカエデの美しさを引き立てる。もっと季節が進んで、この種が茶色くなったのを見て、「トンボ」と呼んでいた。昆虫のトンボよりも、竹とんぼに似ているし、風に舞って落ちる様子は、子供たちの目に小さい竹トンボのように見えていた。