

街も、地下街も、年の暮れの人出で、ごった返していたが、この空間は、寒空に突っ立った高層ビルがあるだけ。
吹き抜けていく風が冷たいので、人は、皆地下に潜ってしまったようだ。
ビルの間に見えるのは、鐘のようだ。
いつ鳴るのだろうか。どんな音色を響かせるのだろうか。
暫く眺めて、娘と孫のいる商店に引き返そうとしたら、「福」と刻んだ、こんな像が、下の街を見下ろすように建っていらっしゃる。説明があったが、何気なく、カメラに収めたので、覚えていない。
人々の幸せを願って建てられた像であることは確かだ。
「福」に肖れます様にと、つい個人的な呟きが出た。