萱葺き屋根の葺き替えをする若者に出会ったことはなんとラッキーだったのだと、彼らの仕事をずいぶん長い時間見ていた。
屋根の勾配はかなり急だ。
もう既に、萱は屋根の下まで、差し込まれていた。今彼らがしている作業は。余分に出ている萱の先をきり取っていく行程に入っている。
切り取っては、、木で出来た先の大きくなった板状の棒で、敲きこんで、滑らかにしていく。
したから見ると細い丸太の横棒の足場が、彼らの動ける僅かな場所に見える。


3人の若者がこの伝統的な萱葺き屋根の、葺き替え作業をしているのに感動した。
後継者不足のことがよく言われる時節の事である。

私が写真を撮るのに夢中になっている時、友人が、下で作業を見守っている人(棟梁かどうか確かめていなかった)と話していたらしい。
彼らは、大学を出て、この地のこの萱葺きの家屋に惹かれ、この仕事に関わっているらしいとの事である。
勿論、村の後継者もいるに違いないが、このような心意気の青年がいたことに驚くと同時に、この里を守る力が、ここを訪れた青年たちにあったことが、頼もしく思えた。



この人は、駐車場の前の道路を隔てた叢に、、私が集落から戻った時、行く前と同じようにカメラを構えていた。
少しお話して写真を撮らせてもらった。
あの萱葺きの屋根の葺き替え初めのころから、亀岡から何度もここに来て葺き替えを、撮り続けているのだと言う。

「あれを写してきたのは幸運でしたね」と言ってくださった。