病院の先生と話をすると、思うことがある。
話し方講座へ行ってみては?と。
物の言い方が、とても気になる先生がいらっしゃるのです。
もっと、違う言い方が、あるでしょう?と、問いたくなる。
思えば、今から数十年前、私が20代のころ、ピアスの穴をあけた。
ピアスホールが完成するまで、ピアスは、はずしてはいけないのに
ズボラな私は、ピアスを外して消毒した後、5,6日ほども付け忘れてしまった。
気づいたら、ピアスの穴はくっついて、なくなっていた。
まあ、しかたない…と思っていたら、耳の中に何かコリコリしたものがある。
痛くもかゆくもないが、なんだか、すごく不安になって、皮膚科に行った。
先生は、無表情で、「薬出しますね、でもつけたから、治るとはかぎりませんよ」
と、言ったのだ。
え~?治らない薬、誰がつけるんだ?若い私は黙って帰ってきて、薬は捨てた。
そのころ私は、自己啓発的な本を読んでいて、その中に、「話し方」の
項目があった。
「あの人、美人だけど、足が太いね」と、言うより「あの人、足が太いけど
美人ね」と、言った方がいい。と言う例文があった。
友達に見せて、笑った。これは正しい悪口のレクチャーか?
でも、若い私には、なんだかすごく響いた、わかりやすかったのだ。
若かった私でさえ、人に対する話し方は気を付けようとしていたのだ。
先生も少し、「話し方」考えたらいかがですか?
今思えば、皮膚科の先生は、こんなことで病院に来るな!と思ったんだろうな。
あの本、ブックオフで手に入らないかな?もう1回笑いたい。
今ならあの表現はNGだな。