高齢の母に、コロナをうつしてしまった。

私は、声がかすれたくらいで、熱もなく、症状は全然なかったが

母は、頭痛がひどく、筋肉痛だったのか、一人でベッドから起き上がれなかった。

 

それでも十日くらいで、なんとか、もとに戻ったが、私は自責の念に駆られていた。

 

それでも、コロナにかかってよかったのかも?と思える出来事があった。

 

コロナのせいか、具合が悪く、救急搬送された母が「おなかが痛い」と、

訴えていて、検査の結果「便がすごくたまっています、コロナがよくなったら

消化器内科で診てもらってください」と先生に言われたのだ。

 

私は、驚いた。

実は母は、数か月前、数回便失禁をしてしまった。

これは認知症の症状かと思ったが、あまりに出た量が尋常ではなっかたし、

右側のお腹が痛い、ともいうので近所の内科医院に連れて行ったら、下痢止めを処方されて飲んでいた。

 

その後、総合病院で検査してもらうと、便の出るところに「何か」あるという。

その「何か」が邪魔して便が出られないらしいが、そのうち、たまった便が

堰を切ったように大量に出てきたのでは?と、言うことだった。

 

これ以上の検査は危険がともなうので、とりあえず薬で便を出して

経過をみることになった。

 

下痢止めを飲んでいた時も、母は「右側のお腹がいたい」と言っていて、私は通っている循環器内科に電話してみたり、背中にブツブツができていて、帯状疱疹を疑い

皮膚科に連れて行ったりしたが、まったくお門違いだった。

 

ここにきて、痛みの原因がわかったのだ。

今、母は「お腹が痛くなくなった」と喜んでいる。

 

こういうケースは高齢の方に見られるそうで、前に同じような症状で来た高齢の

患者さんもお元気ですよ。と、聞いて安心した。

 

コロナになって、ふんだりけったりだと、落ち込んだけど、いいこともあった。

 

そういう事にしておこう。

 

よかった。爆  笑