母は、骨折で入院中、認知症と、大動脈弁狭窄症を診断された。

 

退院後、母を、違う循環器内科に連れて行った。

ホームページには、「何でも相談して下さい」と書いてあったので、

よさげだ、と思ったので行ってみた。

 

母は、半年に一度、心臓のエコー検査をしなければいけなかった

その病院で、紹介してもらって、検査をしてもらい、またその病院へ

結果を聞きに行った。

 

すると、突然医者の態度が豹変。

「この先の検査は、もしかしたら大きな病院から断られるかもしれない。」と言う。

「認知症の人は、検査に耐えられないから、病院では、はじかれるかもしれない、

患者さんは、あなただけではない」、とかなんとか。

この人は、何の話をしようとしているのだ。

 

この先の検査って何?母はエコー検査だけで、いいはず。

私が、先生の話を直訳すると、うちではエコーの検査ができないから、いちいち紹介するのが面倒なので、違う病院へ行ってくれ。ってことだろう。

 

もう慣れた。認知症の患者は歓迎されない。

 

エコー検査は、どこでもできると思っていた、私がばかなのだ。ばかばか。

 

でも、縁があって、大きな病院で、見てもらえることになった。

あの医者が言っていた、病院だ。

 

主治医になる先生は、とても若い。

いつも、「水は必ずたくさん飲んで下さいね。」と、母の手を握って下さる。

 

今、母は半年に一度のエコー検査だけで、経過観察中。投薬もない。

 

先生も、いい人で良かった。