省エネ&耐震基準 | 東京都内で建築家と家づくり

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2012年夏の完成を目指し、建築家と家を建てます!入居予定者は夫(現在単身赴任中)、妻(会社員)、息子(3歳)の3人です。
→2012年夏に完成。単身赴任から戻った夫と妻と息子(4歳)で暮らしています→あれから10年。としとりました

 省エネ基準やら、長期優良住宅やら、色々な基準や認定に戸惑っているのですが、駅に置いてあるリクルートのSUUMOマガジンが「まる分かり税金&優遇制度」を特集していて、わかりやすかったです。

ウチは、フラット35S&住宅エコポイントがいいなと漠然と思っていましたが、ちゃんと調べてみると、自信をもって「この選択がベスト!」と言えるようになりました。



以下、まとめてみます。


□住宅エコポイント

  復興支援・住宅エコポイント(7万5000ポイント+7万5000円分の被災地産品)がもらえます


  基準を満たすには

   (1)省エネ法のトップランナー基準相当の住宅か、

   (2)省エネ基準(H11年基準)を満たす木造住宅で、

    いずれも第三者機関の証明を受けていることが必要です。

   (3)あるいは、太陽熱利用システムを設置している住宅も対象です


  必要な証明書(コピー可) は、

   (1)トップランナー基準相当の住宅:

     <1>エコポイント対象住宅証明書か、

     <2>住宅事業建築主基準に係る適合証か、

     <3>フラット35S適合証明書(20年金利引下げタイプ 省エネルギー性に該当するもの)


    (2)省エネ基準を満たす木造住宅:

     <1>エコポイント対象住宅証明書

     <2>設計住宅性能評価書(省エネルギー対策等級4に該当するもの)

     <3>建設住宅性能評価書(省エネルギー対策等級4に該当するもの)

     <4>長期優良住宅建築等計画認定通知書

     <5>長期優良住宅建築等計画に係る技術的審査適合証

     <6>住宅事業建築主基準に係る適合証

     <7>フラット35S適合証明書(省エネルギー性に該当するもの)


    (3)太陽熱利用システム: ウチは縁がなさそうだから割愛(すみません)

   


□フラット35S:

  住宅ローンのフラット35で、当初10年間1%引きになります

  (今はフラット35Sエコor ベーシックになっているようですが、ウチのローン申し込み時は35Sの時期でした)。

  当初10年以内であればローン残高1000万円あたり10万円オトクという計算になります。

 当時の基準はHP上で見あたらないので、現行の基準をメモしておきます。


 基準を満たすには

  (1)省エネルギー性(省エネルギー対策等級4)

  (2)耐震性(耐震等級2)

  (3)バリアフリー性(高齢者配慮等級3)

  (4)耐久性・可変性(劣化対策等級3、維持管理対策等級2)

  のいずれかをクリアする必要があります。


 必要な証明は

  いずれも「適合証明検査機関」で3回検査して、合格すると証明書が出してもらえます。もちろん、お金がかかります。。。

  


ここまで見ると、フラット35S(省エネ)が通れば、自動的に住宅エコポイントが入手できるということがわかります!この組み合わせ、最強です!!!



ちなみに、よく耳にする「長期優良住宅」は、Iさんの事務所では作業量も膨大で無理とのことで、対象外です。

参考まで、

□長期優良住宅:

  ・住宅ローン控除額が、10年間で通常より100万円増の最大400万円に

  ・登録免許税 の所有権保存登記が、通常評価額×0.15%のところ、×0.10%に。評価額1000万円につき5000円オトク

  ・不動産取得税が、通常評価額から1200万円控除のところ、1300万円控除。税率が3%なので、100万円分控除額が広がることで、3万円オトク

  ・固定資産税が2分の1になる軽減措置が、通常3年間のところ、5年間に。税率が1.4%なので、4、5年目は評価額1000万円につき年間14万円払うべきところ、長期優良住宅だと年間7万円に。2年で計14万円オトク。


  長期優良住宅になると、103万円+14万5000円/評価額1000万円がオトクになる計算です。