省エネ基準やら、長期優良住宅やら、色々な基準や認定に戸惑っているのですが、駅に置いてあるリクルートのSUUMOマガジンが「まる分かり税金&優遇制度」を特集していて、わかりやすかったです。
ウチは、フラット35S&住宅エコポイントがいいなと漠然と思っていましたが、ちゃんと調べてみると、自信をもって「この選択がベスト!」と言えるようになりました。
以下、まとめてみます。
□住宅エコポイント:
復興支援・住宅エコポイント(7万5000ポイント+7万5000円分の被災地産品)がもらえます
基準を満たすには 、
(1)省エネ法のトップランナー基準相当の住宅か、
(2)省エネ基準(H11年基準)を満たす木造住宅で、
いずれも第三者機関の証明を受けていることが必要です。
(3)あるいは、太陽熱利用システムを設置している住宅も対象です
必要な証明書(コピー可) は、
(1)トップランナー基準相当の住宅:
<1>エコポイント対象住宅証明書か、
<2>住宅事業建築主基準に係る適合証か、
<3>フラット35S適合証明書(20年金利引下げタイプ 省エネルギー性に該当するもの)
(2)省エネ基準を満たす木造住宅:
<1>エコポイント対象住宅証明書
<2>設計住宅性能評価書(省エネルギー対策等級4に該当するもの)
<3>建設住宅性能評価書(省エネルギー対策等級4に該当するもの)
<4>長期優良住宅建築等計画認定通知書
<5>長期優良住宅建築等計画に係る技術的審査適合証
<6>住宅事業建築主基準に係る適合証
<7>フラット35S適合証明書(省エネルギー性に該当するもの)
(3)太陽熱利用システム: ウチは縁がなさそうだから割愛(すみません)
□フラット35S:
住宅ローンのフラット35で、当初10年間1%引きになります
(今はフラット35Sエコor ベーシックになっているようですが、ウチのローン申し込み時は35Sの時期でした)。
当初10年以内であればローン残高1000万円あたり10万円オトクという計算になります。
当時の基準はHP上で見あたらないので、現行の基準をメモしておきます。
基準を満たすには 、
(1)省エネルギー性(省エネルギー対策等級4)
(2)耐震性(耐震等級2)
(3)バリアフリー性(高齢者配慮等級3)
(4)耐久性・可変性(劣化対策等級3、維持管理対策等級2)
のいずれかをクリアする必要があります。
必要な証明は 、
いずれも「適合証明検査機関」で3回検査して、合格すると証明書が出してもらえます。もちろん、お金がかかります。。。
ここまで見ると、フラット35S(省エネ)が通れば、自動的に住宅エコポイントが入手できるということがわかります!この組み合わせ、最強です!!!
ちなみに、よく耳にする「長期優良住宅」は、Iさんの事務所では作業量も膨大で無理とのことで、対象外です。
参考まで、
□長期優良住宅:
・住宅ローン控除額が、10年間で通常より100万円増の最大400万円に
・登録免許税 の所有権保存登記が、通常評価額×0.15%のところ、×0.10%に。評価額1000万円につき5000円オトク
・不動産取得税が、通常評価額から1200万円控除のところ、1300万円控除。税率が3%なので、100万円分控除額が広がることで、3万円オトク
・固定資産税が2分の1になる軽減措置が、通常3年間のところ、5年間に。税率が1.4%なので、4、5年目は評価額1000万円につき年間14万円払うべきところ、長期優良住宅だと年間7万円に。2年で計14万円オトク。
長期優良住宅になると、103万円+14万5000円/評価額1000万円がオトクになる計算です。