今日は郷土の学生を支援する会の新年会と予餞会があった。

なにしろ、140年近く続いている会だから、言葉が・・奥ゆかしいウインク

予餞会とは卒業生を送る会という意味らしい。

予め(卒業式前に)餞(はなむけ)を送る、ということなのかな。

 

せっかく東京に行ったので、渋谷で途中下車して映画をみてきました。

ル・シネマという東急の映画館がもとのところが工事中で、移転した場所を確認したい、という夫の希望で、ちょうどただ券もあったので映画の内容は全く気にしないでいった。

今までのル・シネマは駅から少し歩かなければならなかったが、移転したところは駅そばのビックカメラのビルの中にあった。

風情はまったくないけれど、駅近で便利。

私たちが着いたとき、ちょうど映画が始まるところだった。

ホールは狭くて人で混んでいたが、驚いたのは館内。

前の席までの空間が広い!足が届かないぐらい余裕がある。

肝心の映画のタイトルは「ゴースト・トロピック」

このタイトルからはその映画がどんなものか全く推測できない。

幽霊がでてくるのかな、いやだな、なんて思いながら始まるのを待った。

 

ベルギーのブリュッセルに住むイスラム系の女性がある夜、電車で眠ってしまって終点まで行ってしまって、タクシー代もなく冷たい雨も降っているような(でも傘をさしてないし降ってないのかな?)道を歩いて帰る、その道々であった人との会話など。

 

 

タクシーで帰るしかないので、お金をおろそうと警備員にATMのところに入れてほしいと頼んでいるところ。

でも、残高が少なくておろせない。

歩くしかない。

 

閉店間際のお店で紅茶を一杯買って休んでいると店番をしていた女性が車に乗せてってあげると声をかけている場面。

この女性の車の中の会話で、この中年の女性は10年前に夫を亡くしているとわかる。

しかし、途中でまた車を降りて歩く。

・・・

とうとう、家に着いた。

でも、ちょっと休んでまたでかける。

今までの地味なヘジャブ(スカーフ)でなく、きれいな朱色のヘジャブに替えてちょっとおしゃれをして。

どこへ?

ラストシーンは夏の海辺で遊ぶ若い子たち。

こだわりの16ミリフィルム。

 

ベルギーの映画監督、バス・ドゥボス。

同じ監督の「Here」という映画も今、上映している。

 

人気の監督らしいが、この映画に込めた監督の思いは私に伝わっていないかもしれない・・・。(画像拝借)