今年の夏
帰省した時の話

母がお風呂に入っている時
父が私と私の2歳下の妹を呼びました

「お母さん、ステージⅣなんや」
「もう今までみたいに動かれへんねんや」
「夢を叶えてやりたいんや」

父は泣きました
妹も泣きました

私は
2020年の骨に転移している
その時点で
ステージⅣなのはわかっていました

私が働いていた時
ステージⅣの肺がんは
診断されたら
もう
年は越せませんでした


今は治療法が増えて
余命が延びてます
現に母もステージⅣと診断されてから
もう1年9ヶ月

父は
どの時点でステージⅣと聞いたのか
わからないけれど
ひとまず落ち着かせました


私が父にかけた言葉は

もちろんステージⅣは
危ない状態
でも、まだ動いてるし
仕事にも行ってる

本当にダメになってきたら
まず仕事に行けない
動けない
痛みと息苦しさで
ご飯も食べれなくなる
トイレも行けなくなる

今はまだ
急にどうこうはないと思う
徐々に力が落ちると思う

ただ何が起こるかはわからん

それはみんな同じ

私達もいつ事故にあうかわからんし
いつ突然死するかわからん

みんな同じ

だから
ステージⅣという言葉に惑わされず

ステージⅣだからじゃなくて

今、できる事を
毎日やっていこうよ

願いがあるなら
それを叶える努力を
毎日しようよ


父と妹の涙は止まりました

でも
母の夢を叶える努力は
なかなか難しい

次は母の夢について書きます


ちなみに
私はこの事があってから
父と妹のフォローも
考えるようになりました

そして私自身も


母という大きな存在の
病状と現状を
逃げずに見ようと