児童の誘拐が絶えないここカナダでもアンバーアラート(Amber Alert)というシステムがあります。児童誘拐事件(特に離婚した・別居しているカップルのもう1人の親によるものが多い)発生の際にはニュースやメディアを通して本人や誘拐犯の情報を知らせるものですが最近は携帯電話にも一斉にこの警報が発信されます。

 

警報ですから、電話がマナーモードやお休みモードになっていても大きな警告音とともに誘拐情報が画面に点滅します。バスや電車などに乗っていてこのアラートが来ると皆の電話が一斉にうるさく鳴り出す状態です。携帯に直接警報が来るシステムはかなり有効なようで先日も事件発生からほぼ3時間後に子供が保護ざれたと言うニュースがありました。

 

そして昨日もこの警報が発令されました。ただこの時は午前5時半。大部分の人はまだ起き出していない時間帯です。私も枕元の携帯が鳴り出すので起こされました。音でこれはアンバーアラートだと分かったので無視して寝続けましたが、なんと6時過ぎにも再びアラートが。(これは内容は同じだったのですが、どうやら最初のアラートは英語のみだったという失態に気がついて慌ててフランス語も足して同じものが出たらしいです。カナダはバイリンガルを標榜していますから、公的なお知らせはいつも英仏両方の言語を使っていないといけません。)アンバーアラートの甲斐あってか(?)3歳の子供は朝の8時過ぎには保護されたようです。(誘拐犯は母親ということですから、お母さんはご主人から逃げたい理由があったのかなあなどとも思います。でも両親両方に保護権がある場合、もう1人の承諾を得ないで1人で子供を連れ去ると誘拐とみなされてしまいますし・・・。考えるといろいろ複雑です。)

 

事件がすみやかに解決したのはよかったですが・・・。誘拐に関する情報提供以上に「アンバーアラートで朝早くから起こされて迷惑だ」と苦情が殺到したようで、「911には苦情の電話をかけないでください」というお知らせが夕方のニュースで報道されました。