「うちの子、天才!」

「プロになれる!」 

親であれば我が子が幼い頃、誰もが一度はそう思ったことがあるでしょう。

しかし、現実はそんなに甘くなく、大抵の人が成長するにつれその灯は細くなっていき、最後には消えてしまうものです。

これがまだ、人の記憶として残らない3歳〜4歳未満であればまだ良いのですが、それ以降の話であれば辛いのは子どもたち。

子どもという生き物は「親の期待に応えたい!」常にそう思っているからです。

これがよくある「親の期待値と子どもの実力のギャップ」が子どもの意欲を低下させるパターンです。


「いやいや、うちはそんなに期待はしてないですよ!」と思った方も中にはいるはず。

では、跳び箱や鉄棒や縄跳びはどうでしょう?

それらが期待よりも下回っていたとき「それくらいできなきゃ!」と思ってつい心無い言葉をかけていませんか?

「○○くんはできるのに…」 

「え、それしかできないの…」

 ボソッとつい出てしまった言葉でも、これは殺人レベル…

子どもの人生すら変えてしまうくらいの爆弾なので要注意です。

仮にこの何気ない言葉を何度も何度も、何年にも渡り蓄積していったら…

恐ろしいので、思考を止めます。

勉強も同じですね。

意欲が極限まで低下していけば、いよいよ「嫌い」にご対面。

当たり前のことですが、一度嫌いになったらやりません。

結果、できるようにはなりません。



過度な期待は失敗したときのリスクが高過ぎます。

できるだけ「嫌い」が少ない方が、人生が豊かになるのはまず間違いありません。

ですから、あえてそれを作りにいく必要はないということです。

どちらかと言うと、特に子どもに言う必要はないと思いますが、期待値よりも「最低値の設定」をした方が子どもの伸びしろは確保されるかもしれません。

最低値以下なら「一緒に頑張る。」または「できなくても楽しんでいればOK!」などと、事前にどうするのか決めておく。

最低値以上なら、「すごい!その調子!」だけ言う。

あとは勝手に伸びていくから。

それ以上の声かけは本人の意思しだい。


以上をまとめると「子どもの意欲をキープすること」これはどんな時でも念頭に入れておきましょう。

もともと意欲があるのが子どもという生き物です。

最後にもう一度、何か選択に迷ったときは「子どもの意欲」が最強の判断材料です!

意欲があればなんでもできる!