① 集団免疫もワクチンも期待薄 | にゃんころりんのらくがき

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In Deep   https://indeep.jp/novel-coronavirus-antibodies-disappear-just-few-months/

 

新型コロナウイルスは「抗体による免疫を獲得することができない」ことが世界的な医学研究により明らかに。これにより集団免疫という概念は崩壊し、ワクチンという概念も消えた

投稿日:2020年7月14日 更新日:

 

新型コロナは抗体も免疫も短期間で消滅する

新型コロナウイルスの抗体は、多くの場合、ほんの数ヶ月後には消えてしまうようだ。しかし、パニックになる必要はない

Coronavirus antibodies seem to disappear after just a few months in many people. Here's why you shouldn't panic.
Business Insider 2020/07/14

(抜粋)

最近になり、新型コロナウイルスの免疫をめぐるさまざまな研究の状況は、険しい方向に収束していこうとしている。コロナウイルスは、抗体を獲得してもその抗体を長く維持できない可能性が高いのだ。

 

7月6日に医学誌ランセットに掲載されたスペインからの研究は、一部の新型コロナウイルスの患者では、抗体が 3〜 5週間しか持続しない可能性があることを示唆した。

7月11日に英国の研究者たちにより発表された予備的な研究では、新型コロナウイルスの抗体の持続期間は 3ヶ月未満である可能性が示された。

つまり、新型コロナウイルスに感染して回復したとしても、その抗体は最大でも 3ヵ月程度で消滅してしまうことが示されているのだ。

 

この問題のひとつには「ワクチン」の問題がある。

 

今回のような「抗体が早期に消えてしまう」というような発見はワクチンの開発に確実に影響を及ぼす。つまり、新型コロナウイルスの抗体による保護が、一時的なものであるならば、ワクチンによる保護も一時的なものになる可能性があるためだ。

 

それと共に、抗体の持続時間が短いことは、広範な集団免疫や社会的免疫の獲得という希望にも大きな壁となってしまう。

 

しかし、一部の専門家たちは、だからといって、パニックになることはないと言う。私たち人間の体の免疫は、抗体と関係しているだけではないからだ。

 

抗体の持続期間は数週間から数か月

この英国の研究では、94日間にわたって 90人を超える新型コロナウイルス患者の抗体を検査した。

その結果、感染から 3週間後に「強力な」抗体反応を獲得したのは、すべての患者のうちのわずか 60%だった。さらには、その数週間後に抗体を維持していたのは、患者のうちのわずか 17%だったとガーディアンは報じている。

他の患者では、感染後 3か月以内に抗体レベルが大きく低下するか、まったく検出することができなくなった。つまり、3ヵ月以内にほとんどの元患者たちの抗体が消えてしまったのだ。

6月にネイチャーに発表された別の研究でも、同様の結果が見出されている。

医学誌ランセットに掲載されたスペインでの最近の調査では、5人に1人が 5週間以内に検出可能なレベルの抗体を失ったことがわかっている。

 

「新型コロナウイルスの免疫は不完全で、一過性である可能性があります。その持続期間は、ほんの少しで、その後消滅してしまう可能性があるようなのです」と述べた。

 

ウイルスに対する免疫は抗体だけに関係しているわけではない

 

たとえば、白血球は侵入したウイルスが戻ってきた場合にそれを特定して攻撃するのに役立つ印象的な免疫学的記憶を持っている。T細胞(免疫細胞)は感染した細胞を破壊する可能性があり、B細胞は新しい抗体を産生する働きをする。

専門家たちは、「仮に新型コロナウイルスに再感染したとしても、再感染の際には弱毒化した病気になるだろう。B細胞とT細胞は感染したウイルスを覚えており、迅速に反応するので、最初の場合ほど重症にはならないはずだ」と述べる。


「Covid-19 は HIV」:米ペンシルバニア大学の研究で新型コロナウイルスが人間の重要な免疫細胞を「エイズ同様に消滅させている」と結論付けられる
In Deep 2020/06/28

 

 

・ワクチンの効果が 3週間〜 3ヵ月ほどしか続かないので、実質的に接種の意味がない

 

・集団免疫あるいは社会的免疫という概念が成立しない

ということです。

 

 

スウェーデンの集団免疫の獲得という目標の概念そのものは、新型コロナウイルスの「抗体を持てない」という性質が判明すると共に、根本から崩壊してきているわけですが、

「じゃあ、スウェーデンの病気の状況は悪化しているのか」

といいますと、全然そんなことはなく、7月に入って、「新たな死者0」を記録して以来、連日死者が出ない日が続いたりと、

「ものすごい勢いで死者が減っている」

のです。

スウェーデンの新型コロナウイルスの死者数の推移

worldometers.info

 

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最近、ワクチンの準備ができつつあるというニュースをよく見かけますが、前から言われていたように本当に抗体ができないならワクチンも集団免疫もあまり期待できないということみたいですね。

 

それでメモリーT細胞などの自己免疫が重要だ、ということで、実際若者が無症状or軽症だったりするも、比較的アジアの死亡率が低いのもそのお陰らしいです。

 

でもこの武漢コロナはエイズと同様に免疫細胞を攻撃して消滅させると言うから厄介です。

 

だから結論として治療に重点を置くべきだ、とも言われているようです。

 

しかし、と言うか、集団免疫を獲得しようとして失敗した(死亡率は米国以上で経済も落ち込んだ)はずのスウェーデンでも重症者・死者の数が激減中とはこれ如何に?