習近平の保身が招くのは中国の死か?世界の死か? | にゃんころりんのらくがき

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https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20200127-00160459/

 

「空白の8時間」は何を意味するのか?――習近平の保身が招くパンデミック

遠藤誉  | 中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士

 

1/27(月) 9:41

 

◆武漢市の封鎖通告時刻と実行とのずれ

 

武漢市の封鎖は1月23日10時から始まったが、通告時刻は同日午前2時5分。その間数十万の武漢市民が脱出した。なぜこの時間的ゆとりを与えたのか?解答を追いかけていくうちに、とんでもないことが判明した。

◆空白の「8時間」を追え!

 なぜ武漢市はわざわざ「さあ、脱出するなら今だよ!」というような通告の仕方をしたのか。伝染が拡大するのを本気で防ぎたいと思うのなら、こんなことはしないはずだ。

 

 「なぜだ?」「何があったのか?」を、ここのところほとんど寝ずに追跡した。

 

 そこでハッとしたのがWHO(World Health Organization=世界保健機関)との関係だった。

 

今般の新型コロナウイルス肺炎の発生と流行が「緊急事態に当たるか否か」を協議するため、WHOの緊急委員会が、日本時間の1月22日午後8時頃(武漢時間の1月22日午後7時)からスイスのジュネーブで開催されることになっていた。

 

そのため習近平は1月22日にフランスのマクロン大統領やドイツのメルケル首相などと電話会談し、今般の新型肺炎の対策について、「中国は感染発生以来、予防制御の措置を周到に行い、WHOなどにも速やかに情報を提供している」したがって中国は「国際社会と協力して対策を取る考えである」ことなどを強調している。

 

 これは、「したがって、どうか今般の新型コロナウイルス肺炎の発生と流行に対して“緊急事態宣言”をしないでくれ」と、発言力のある関係国に頼んだことを意味する。

 

 日本時間の1月23日、WHOのテドロス・アダノム事務局長は「緊急事態判断を保留する」と、記者会見で発表した。

 

すなわち、「封鎖令も出して、きちんと新型肺炎の感染を防ぐための予防制御をしていますから緊急事態宣言を出す必要はありません」というシグナル発信が功を奏したことになろうか。

 

 もしもここで「中国は緊急事態にある」などということを宣言されたら、米中覇権争いは中国にとって壊滅的打撃を受けるだろう。それを避けるためにも、習近平は必死で「奥の手」を使ったと推測される。

 

 

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https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200127-00000049-nnn-int

新型コロナ 500万人超が武漢市を離れる

1/27(月) 5:29配信

日テレNEWS24

 

中国政府は、新型コロナウイルスについて、「潜伏期間中もヒトに感染する性質がある」との認識を示した上で、感染力が強くなっていると危機感をあらわにした。

衛生当局の担当者「潜伏期間は10日前後で、最短で1日、最長で14日だ。潜伏期間中も感染する性質があり、これはSARSと大きく異なる」

こうした中、中国メディアによると、武漢市の市長は、春節の旅行や感染を避けるために、すでに500万人以上の人が武漢市を離れたことを明らかにした。