遅ればせながら、メモっときます。 どうなる?どうする?ドイツ?
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1兆円規模
2018/2/24 4:05 (2018/2/24 10:30更新)
【フランクフルト=深尾幸生】中国の自動車メーカー浙江吉利控股集団が独ダイムラーの株式の9.69%を取得し、筆頭株主になった。ダイムラーが23日、独証券取引法に基づいて開示した。取得額は1兆円規模とみられる。吉利はスウェーデンのボルボ・カーなどの親会社で、ドイツの名門にも影響力を及ぼす可能性が出てきた。
開示資料によると、株式を取得したのは吉利の李書福董事長。これまで筆頭株主はクウェートの政府系投資ファンドだった。吉利は株式市場でダイムラー株を取得したもよう。ダイムラーは「長期的な投資家は歓迎する」としている。
吉利のダイムラーへの出資説はこれまでもたびたび報じられてきたが、ダイムラーは交渉を否定。一方で株式市場での株式取得には反対しないと表明していた。
吉利の出資の狙いは明らかになっていないが、ダイムラーの電池技術に関心があるとされる。
吉利は傘下に高級車メーカーのボルボ・カーのほか、英ロータスなど欧州の自動車メーカーを持つ。2017年12月には商用車大手のABボルボ(スウェーデン)にも約4000億円を出資し、筆頭株主になった。ダイムラーにも高級乗用車の部門と商用車の部門があり、相乗効果を狙うとみられている。
ダイムラーは自動車の源流を発明したカール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーを創業者に持ち、世界最古の自動車メーカーとされる。「メルセデス・ベンツ」のブランド力は絶大で、独フォルクスワーゲン(VW)と並んで自動車大国ドイツの象徴的な存在だ。吉利がダイムラーの経営に関与する意思を示すかどうかが注目されている。
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中国吉利汽車、メルセデス・ベンツを傘下に? ダイムラー株買収検討=独メディア
2018年02月06日 11時55分
中国自動車メーカー吉利(ジーリー)汽車の創業者である李書福氏が、ドイツの同業ダイムラーの株式を買収する計画をしている。買収案が成功すれば、李氏はダイムラーの筆頭株主になるとの見通しだ。独紙・ビルトが4日報道した。独メディアは、李書福氏は習近平国家主席と近い関係にあるため、今回の買収案には中国当局の意向があるとの見方をする。
ビルトによると、李書福氏はすでにダイムラーのディーター・ツェッチェ会長との間で株式の買収をめぐって会談を行った。李氏は、吉利汽車がダイムラーと提携することで、自動車産業に参入したアップル社やグーグルなどIT大手と勢力拡大を競っていくと表明した。
ダイムラーは、高級車メルセデス・ベンツや小型車スマートなどのブランドを製造販売している。現在同社の筆頭株主は、中東国クウェートの政府系投資ファンドで、同社の約6.8%株式を保有している。
「ビルト」は、現在ダイムラー株式の時価総額が約900億ドル(約9兆9000億円)であるため、李書福氏の出資規模は60億ドル(約6600億円)以上と推測した。
吉利汽車の親会社である吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)(浙江省杭州市)は2010年、約18億ドル(約1980億円)で米自動車大手のフォードから、スウェーデン自動車メーカー「ボルボ・カーズ」を買収した。13年、英名物の黒塗りタクシー、「ブラックキャブ」を生産する英マンガニーズ・ブロンズを傘下に収めた。17年5月、マレーシア自動車メーカーのロータス・カーズの株式51%を獲得した。
独メディア「ドイチェベレ」中国語電子版(4日付)は、吉利控股集団の急速な事業拡大の背景には中国当局からの後押しがあったと指摘した。
習近平国家主席が過去、浙江省トップに就任した02年に吉利汽車を視察した。当時中国政府系メディアが、習氏は「吉利のような(民間企業)を、われわれが力を入れて発展させなければならない」と発言した、と報じた。03年、吉利汽車は本部を浙江省台州市から、省都の杭州市に移転した。
また中国メディアによると、07年上海市トップになった習近平氏は同年の上海国際モーターショー期間中、吉利汽車のブースを訪ね、「吉利汽車のグローバル進出を一日も早く実現させるようにしたい」と述べた。
中国市場調査会社の胡潤研究院が昨年発表した中国人富豪ランキング、「胡潤百富榜2017年」によると、李書福氏と息子の李星星氏の総資産規模は1100億元(約1兆9000億円)で、10位にランクインした。
(翻訳編集・張哲)
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ダイムラーと北京汽車、中国に投資…EVとバッテリーを現地生産へ
両社は中国の北京市に新たな合弁会社、BBACを設立。このBBACにおいて、メルセデスベンツブランドのEVを生産する準備として、総額50億元を共同出資する。
また、この戦略的枠組み合意の一環として、ダイムラーと北京汽車は、2020年までにBBACでEVを現地生産する準備に着手。中国でのバッテリーの現地生産に必要なインフラと研究開発能力の強化に乗り出す。
両社は2017年6月、中国の新エネルギー自動車(NEV)への投資を通じて、戦略的協力関係をさらに強化するための枠組み協定に調印。投資契約の一環として、ダイムラーは、NEV部門における北京汽車との戦略的協力を強化する目的で、北京汽車の子会社である北京電気自動車(BJEV)の少数株を取得する意向を示していた。
ダイムラーの中国担当、Hubertus Troska取締役は、「中国のEV分野において、戦略的な一歩を踏み出した。パートナーの北京汽車とともに、世界最大のe-モビリティ市場に引き続き投資していく」と述べている。