「徹底検証『森友・加計事件』」著者「私にも抗議してきなさいよ」 | にゃんころりんのらくがき

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「底検証『森友・加計事件』」著者が足立議員へ抗議の朝日新聞に「私にも抗議してきなさいよ」

 
朝日新聞が足立康史議員の「ねつ造」発言に対し「強く抗議します」とコメントしている件で、「徹底検証『森友・加計事件』」著者の小川榮太郎氏が「私にも抗議してきなさいよ」と語っています。

 

小川氏は11月18日、自身のFacebookを更新し、朝日新聞が足立議員の発言に強く抗議していることを伝えた記事を添付する形で「朝日新聞よ、飛鳥新社および私にも抗議してきなさいよ」、また著書の副題が「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」であることや朝日新聞が足立議員への抗議の中で「報道機関である弊社の名誉を傷つけるもの」としている点から「『報道犯罪』とまで題されて黙っていては、『報道機関』の『名誉』が泣きますよ」と皮肉を込めています。

 

小川氏は更に朝日新聞に対し「あなたがたの名誉を傷つけずたずたにしたのはあなたがた自身です。いい加減懺悔しないと、今度ばかりは取り返しがつかないところまで追い込まれますよ」と忠告。

 

足立議員は11月15日の衆議院問会員会で5月17日の朝日新聞記事を取り上げ、このように指摘し「ねつ造」と批判していました(関連記事参照)。

 

足立「総理のご意向という文字はありますよ?でもその前にカギカッコがついてますね?規制改革については最短距離でやりなさいと、今文科大臣からご紹介があったような、総理の規制改革に関する大きな方針。それが書いてあるだけですよ。それを朝日新聞は切り取ってなぜ朝日新聞が意図的にねつ造したと私が言えるかと言えばね、この紙の3番目を見て下さい。

諮問会議の決定という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか、と書いてあるんです。総理からの指示ではないが、こういう形にすれば総理からの指示があったように見えるよね、と書いてあるんですよ。これを見た朝日新聞社が、こういう記事を一面で出すというのはこれねつ造と言うんですよ。
 

徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪 (月刊Hanada双書)

徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪 (月刊Hanada双書)

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「捏造」と断じた足立康史氏に朝日新聞が社説で猛烈にかみつくも、ネット上では朝日非難、足立擁護あふれる 質問の見返りに献金受ければ収賄の可能性も

 日本維新の会の足立康史衆院議員(52)が「朝日死ね」などと発言したことに当の朝日新聞が社説で激しく反発。18日朝刊オピニオン面で「政治家の言論 その荒廃ぶりを憂える」との題で足立氏を激しく批判。社会面でも紙幅を割いて問題視した。だが今のところ、ネット上では足立氏を擁護する書き込みが圧倒的に多い。

 

 加計学園の獣医学部問題を審議した衆院文部科学委員会で15日、足立氏が自民党の石破茂元地方創生担当相(60)、希望の党の玉木雄一郎代表(48)、立憲民主党の福山哲郎幹事長(55)の3人を「犯罪者だと思っています」と言い、朝日新聞の一連の報道を「捏造(ねつぞう)」とし、加計学園問題は「朝日の捏造報道から始まっている」と述べた。

 

 朝日新聞は社説で足立氏を「自身のツイッターでは、『朝日新聞、死ね』と書いている。加計問題の報道は確かな取材に基づくものだ。記事や社説などへの意見や批判は、もちろん真摯(しんし)に受け止める。だが、「死ね」という言葉には、感情的な敵意のほかにくみ取るものはない」として反発。

 

 その上で安倍首相にも批判の矛先を向け、「7月の東京都議選で、演説にヤジを飛ばした人々に『こんな人たちに負けるわけにはいかない』と叫んだ。『犯罪者』『死ね』『こんな人たち』。国策に重責を担う政治家が論争の相手を突き放し、対立と分断をあおる。そんな粗雑な言動の先にあるのは政治の荒廃であり、それに翻弄(ほんろう)される国民である」と締めくくった。

 

 「保育園死ね」は良くて、「朝日死ね」はだめなのか、という反論があることを想定したのか、「昨年、『保育園落ちた日本死ね!!!』の言葉が注目されたが、それは政策に不満を抱える市民の表現だ。国会議員の活動での言動は同列にできない」とし、あくまで「朝日死ね」は許容できない姿勢を示した。

 

 もっとも、一連の加計学園報道では、加計孝太郎理事長(66)が安倍晋三首相と親交があることを理由に、朝日新聞と野党は激しく「安倍叩き」を続けてきた。だが、安倍首相への現金供与はおろか、口利きすら出てこなかった。

 

 朝日が強調する前川喜平・前文部科学事務次官の「総理のご意向があった、と内閣府から聞いた」という発言や、文科省内部から流出したと思われる「総理のご意向があった」とのメモも、前川氏の証言ですら安倍首相の直接の口利きは証明されなかった

 

 これに対し、日本獣医師会による激しい巻き返しがあった際、特玉木氏や福山氏は国会質問という議員の職務権限を行使しており、おまけに金の流れははっきりしている。ここに請託があったか否かは、献金の時期からすれば議論の余地があるが、足立氏の発言はあまりに乱暴とはいえ、一定の説得力はある。

 

 逆に朝日新聞をはじめとする一部メディアや野党は、このまま安倍首相の口利き、現金授受が立証できなかったら、どう落とし前をつけるのだろうか。

 

 収賄罪が成立するには、賄賂の収受(約束を含む)、請託、職務権限の行使が不可欠なことは当の朝日新聞の記者や論説委員もよく分かっているはずだ。

 

 足立氏は発言で名前を挙げた石破、玉木、福山の3氏に陳謝する一方、17日、加計学園をめぐる朝日新聞記事を「捏造」としたことに「撤回の考えはありません」「今も捏造だと思っているからです」と述べ、朝日新聞広報部は「極めて問題であり、強く抗議する」とコメントした。

 

 足立氏は17日夜、「今回の犯罪者(疑惑!)発言の背景には、企業団体献金を巡る根深い問題が横たわっているということだけは広くご認識いただきたい…。一般論として(獣医師会等の)団体から献金を受けている代議士が一定の請託を受けて国会質問すれば受託収賄の疑いは免れません」と自身のツイッターに投稿した。

 

 一連の足立発言を厳しく批判しているインディペンデント・ウェブ・ジャーナル(IWJ)代表の岩上安身氏は「朝日は足立康史の『捏造』という暴言に『抗議』どまりにすべきではない。紙面で徹底的に論戦し、法廷でも争うべき。侮辱されたのは朝日だけではなく真実が侮辱されたのだ」と自身のツイッターでつぶやいた。

 

だが、岩上氏自身のツイッターにまで

「法廷で争うべきですよ。まあ、ほんとに犯罪者ということが国民にバレてしまうから、できないでしょうね。玉木(議員)も朝日も」

「もはや朝日新聞がフェイクニュースメーカーであることは少なくとも日本の中では有名ですよ」(朝日のフェイクニュースとする記事の表をつけて)「朝日新聞が先の大戦を煽った時のことを連想しますね。あー怖い」

などとする足立氏擁護の投稿が多く、「昨今、新聞が舐められすぎている。新聞がその気になった時の恐ろしさを、たまにはこうした輩に思い知らせるべきた 笑」など、応援しているのか、皮肉っているのかよく分からない投稿もあった。

 

 足立氏のツイッターには

「謝罪しても立憲民主党は許さないそうですよ。安倍総理や昭恵夫人には平気で犯罪者扱いしてたくせに」

「足立さん!刺されない様に気いつけて下さい」

などと擁護する書き込みであふれた。(WEB編集チーム 三枝玄太郎)