3/3
あの人のいない日が始まった
お菓子をもらったからあとで皆に…と上司に言われた
その時、会社に返却するものは預かってますか?と聞くと
『しらん』
と言われた
なぜこんな時にその言葉?
普段なら全く気にならないその言葉がグサっとささって、悲しみのスイッチが入ってしまった
朝の会議、みんな前を向いていてよかった
必死に涙を堪えた
本当に危なかった
もう二度とあの人と一緒に働くことはない
ここには来ない
もう二度と会えないのかな
そう思うと、やっぱり泣けてくる
仕事をしている意味がわからなくなった
別れた時よりもずっと辛い
3/4
朝起きて仕事に行く意味がわからなくなる
なんのために早起きしているのか
あの人がいない声も聴けないとわかっているところに、どうしていかなければいけないのか
朝起きて、涙が出た
心が病んでしまったかと思った
少しでも何かを変えたくて美容室へ行った
バッサリ切った
ドラマの話になって、毎回泣くと言っていた美容師さん。誰かと見ていたら泣かないけど一人だと泣く。きっと泣きにいってる
と言っていた
私もそうなのかもしれない
悲しみの中に自ら入っていってる
泣きにいってるのかもしれない
見た目は少し変わったけど、結局なにも変わらなかった
3/5
昨日よりは多少感情はある
あの人がいてもときめくということはなかったけれど、いるといないとでは全然違う。
キチンとしないと、ということがない。
最低限のことしかしない。
3/6
朝起きて、無理やり体を動かして仕事に行く
顔の衰えが酷すぎる
胃が小さくなったのか、ご飯は最後の一口が食べられない。お風呂上がりの体重が1キロ以上減っていた
たった1キロ
されど1キロ
朝ならまだしも、夜ご飯を食べた後でのこの体重、私にとってのこの1キロは結構大きい
これといって心の不安や落ち込みとかはない。
ただただ、
無
逆にそれは心が病み始めているのか
感情の起伏さえなくなった
朝思い切り転んだ。
そのあと、誰かに雪玉ぶつけられたかと思うくらいの雪が、上から私にピンポイントに落ちてきた。
そしてここのとこずっと謝っていることが多い。
私が何かしたならわかるけど…なんで私が謝るの?
ごめんなさい、より、ありがとう、を使おう
そう過ごしてきたのに、謝る言葉を使ってやり過ごす日々
あの人のいない一週間が終わった
まだ思っている
ずっと思っている
あの人に会えると
あの時の握手が最後だとは思っていない
二度と会えないと思ったことはない
考えたこともない
近いうちに会えると思っている
知らない電話番号から着信があると反応してしまう
あの人の電話番号を知らない
あの人も私の電話番号を知らないはず
だからかかってくることはないけれど
いつもは出ない知らない番号の着信に出そうになる
そんな、あの人が居ない一週間