
今回は踊ることだけでなく、手伝い裏方の仕事を兼ねていたので私にとってもものすごいチャレンジでした

劇場に入ってから、早速バタバタ

セッティングをして、子供たちをメイクして…
はい!最終リハーサルの時間に


え…あれ??
頭とメイクはホテルでしてきたものの、ストレッチとアップができてない


5分だけストレッチして、少しプリエして自分の衣装に着替えて、子供たちを動かすために舞台袖にスタンバイ。
そして、自分のリハーサル時間。
私、アップせずにトゥーシューズはいたことなくて…
案の定、リハーサルは踊れませんでした( ;∀;)

そして、どーも調子が悪いと思ったらまさかのお月ちゃん。。。
時間もないし、バーもないし、床も悪い、体調もよくない。考えたくないけど、もしかして最悪の条件かもf(^^;
なーんて、自信がどんどんなくなり、イメトレすらうまくできない




そこで合間をみてコーチに連絡したら『イメトレをやめてください。そして、今までの良い思い出を思い出してください。』
と。。。
アップもまともにできないのにイメトレすら、やめるの!?と、驚きましたが実践。
同時に、どーやって手伝いの仕事をしながら体を作り上げるか…
今まで学んだ知識と経験を振り絞り、良い思い出を思い出しながら、細切れにストレッチとバー、筋トレをやり、そうこうしてたらもう本番。
レッスンはまともにできてないけれど、どんどん体は調子が上がっていき、同時にうまくできなかったイメトレが自然とできてきたんです



大成功してる、自分が見えてきました。
舞台袖についたときには、できる気しかしなかったです(笑)


そして、躍りの出来はなんと
テクニックも表現も今のわたしの最高の躍りができました







練習してもしても出来なくて、イメトレしてもしても出来なくて。でも、それは本当に無駄にならないんですね。
頑張った成果は本当にでるんですね。
そして、躍り終わったあとお辞儀をしてる自分を俯瞰でみて思いました。
『わたし、堂々としてる…』と…
一年半前は、踊りたいはずなのに衣装を着てる自分が恥ずかしくて、申し訳なくてすぐ舞台から立ち去りたくて。
そんな逃げるようなお辞儀しかしなかった。
でも、昨日は…
もう、堂々としちゃって(笑)

とにかく、今回はダンサーとして得るものがたくさんありました。
課題を与えてくれて、素敵な経験をさせてくれた先生、助けてくれたりヒントを与えてくれた先生たちにありがとうございました

手作りティアラをつけての本番後の写真乗せちゃいます



終演後は、片付けを手伝うためにさっさと着替えてしまい、誰とも写真を撮れなかった(涙)


作家の湊かなえさんが言ってました。
『ビックイベントにしたくない。ここをマックスにしたくない。全てが通過点であると考えます。ただの通過点ではなく、ここからまた何かできるのではないかと言う良い通過点。』
毎日のレッスン、リハーサルはマックスに頑張り、毎回の舞台をマックスに頑張る。
でも、そのマックスを人生最大のマックスにせずに良い通過点をひとつまたひとつ通過していきたいと、思えましたIII
今回の公演も、今日に向けて頑張ってきたけど良い通過点にしてここからまた広がる可能性を楽しみたいと思います


