FBより

ビジネスマンが「最強運」を引き寄せる方法



去る者は追わずなどカッコつけるのではなく、自分の問題に気付き頭を下げるのが先である。

起業して今年で12年目に入ります。起業当時は右も左も分からないので、去る者は追わず来る者は拒まずの姿勢でカッコつけていたので、その間、何人もの社員の方が入社し退社して行きました。

今から6年前の2007年の3月のことです。その当時はまだ、上場を目指すことが成功であると思っていました。ある社員から辞めたいと相談を受けました。理由を聞いてみると、

「上場して貴方が創業者利益を手にするために私たちは働いている訳ではない。ベンチャーキャピタルの方を見るのではなく、もっともっとお客様や社員の方を見る方が先じゃないですか。そんな私利私欲の社長の下では働けません。辞めます。」

後頭部を鉄鎚で「ガーン」と殴られた位の衝撃を受けました。まさしく社員の言う通りです。マスコミやベンチャーキャピタルに踊ろされないで、現実を見てください。その社員は、辞める覚悟で私に忠告してくれたのです。

「今まで本当に申し訳なかった。謝る。俺が変わるから、頼むから辞めないでくれ」

と頭を下げてお願いしました。

今まで通りの去る者は追わずの姿勢だったら、その社員は今は居なかったでしょう。でも、この時私が頭を下げ謝ったので、その社員は今でも頑張って働いてくれています。今や稼ぎ頭に成長してくれています。

去る者は追わずなどカッコつけるのではなく、自分の問題に気付き頭を下げるのが先である。

それ以降退職者はZEROになりました。