森岡でございます-20120912115933.jpg

100点満点がない接遇には、
あらゆる場面での臨機応変な応対や、
相手に合った気配り・心配りが求められます。

来月オープンされるお医者様の開業準備の
お手伝いに行ってきました。

そこで、従業員さん11名の前で、えらそうに
講釈をたれてきました!


「窓口の仕事って何ですか?」

このように聞かれたら、どのような回答をなさいますか?

「診察券を受取って、カルテを出すこと」

「問診表に記入してもらうこと」

「会計の精算をすること」

「薬の説明をすること」

「次回の予約を入れること」

 etc・・・

ご存知の通りたくさんあり、なかなか忙しいものです。


しかし、窓口の仕事とは業務という部分の他に、

“患者さんを暖かくお迎えすること”

“患者さんを暖かくお見送りすること”

が含まれています。


たとえ忙しくても、

・ひとつひとつの動作や声をかける時は、患者さんの目を見ること

・ひとつひとつの動作を丁寧に、ひとこと言葉を添えて、

 その瞬間を気持ち良く接すること

・ひと言ひと言を、相手に届けるつもりで話すこと


窓口のスタッフに限ったことではなく、

診察室でも同じ事が言えます。


注射を打つことや診察介助をすることだけが

仕事なのではありません。


ほんの小さな心配りが、患者さんに快適な環境をお届けできます。


また、

「知っていること」



「できること」

は違うことです。


例えば、次のような

『ながら動作』

行動をしていませんか?


・(受付で)手元の書類に記入をしながら、患者さんと会話をする

・(受付で)背中を向けてカルテを探しながら、患者さんに声だけで

      挨拶をする

・(患者さんをお呼びする時)

      ドアを開けながら、患者さんのお名前を呼ぶ

・(患者さんをお呼びする時)

      お尻でドアを押さえながら、患者さんのお名前を呼ぶ

・(お見送り)

  「お大事に・・・」と言いながら、次の患者さんの準備に入る



普段からの心掛けや言動がその人の雰囲気となって表れます。


『この人なら!』


と思って頂けるような心掛けを常に意識してください。