人中短縮は計測して長いからと言って手術が出来る訳ではありません。
骨格と照らし合わせてデザインを決定づける必要があるので、ガミースマイルの骨格タイプですと、人中短縮でさらにガミースマイルが悪化してしまいます。
また、外側に行くほど短縮量が少ないので、真ん中を大きく切除すると唇の形状は富士山型になります。
鼻孔底隆起(びくうていりゅうい)のあるなしでデザインを変えることが出来る外科医を選択するべきでして、鼻孔底隆起がない場合には、鼻孔底部分の少し鼻の中を切開して切開線が鼻の中に隠すことが出来ます。
一方、鼻孔底隆起がある場合には、鼻孔底隆起の下ギリギリを通って切開します。
傷跡は少し外側に出ます。鼻孔底隆起を残さなければのっぺりした鼻の形になりますので、それは避けたほうが良いです。
人中短縮で気を付けるべきデザインですが、
・鼻柱基部から上口唇の縁までの距離を14ミリ位に設定
・笑った時の歯茎が1-2ミリ見えるように設定
・ぽかーんと口を開けた時の歯の見え方が軽く前歯が見える程度に設定
・顎とのバランスを見て決める(鼻下+唇の真ん中:唇の真ん中+顎先=1:2)
など、解剖学的に精通している外科医を選択されることを推奨いたします。