顔の脂肪吸引での死亡事故が起きてしまった件で、改めて脂肪吸引の管理体制が取り沙汰されています。
脂肪吸引を行う上で、どのような管理水準で病院選びをすればよいのか?
・麻酔科専門医が執刀医とは別についている
*静脈麻酔よりも全身麻酔のほうが安全という認識
・売り上げノルマのあるクリニックは避ける
・JSAPS所属や形成外科専門医ライセンスがない美容外科医はNG
・ボディの脂肪吸引が得意じゃないところは特にNG
顎下脂肪吸引、ジョールファット除去などでの死亡事故の原因は出血や麻酔による死亡事故が基本的に多いのです。特に危ないのが、糸リフト+顔脂肪吸引とかばかりやっているクリニックです。体の脂肪吸引はできないけれど、顔の脂肪吸引は何となく簡単で医師としても負担がないからやってみよう的な美容外科です。
一見腫れてなさそう見えても、実は皮下組織が腫れていて、ダウンタイムが軽く見えてしまっている人もいる訳で慣れていない美容外科医だと、問題ないとして経過OKと判断してしまうことがある訳ですが、実際には、今回起きた死亡事故のように首の強い腫れや出血は窒息につながる危険も状況です。
特に男性の脂肪吸引は女性よりも出血しやすいという特性もあるので、女性と同じ様な感覚で脂肪吸引を受けてしまうと、想定よりも強い出血を引き起こしてしまう事があります。
執刀した医師もそれを知らなかったでは済まないので、若い美容外科医、変なキラキラネームを付けている美容外科、形成外科専門医ライセンスもない美容外科医師は決して選択しないように注意しておきましょう。