目の下の膨らみ取りで経結膜脱脂(下眼瞼脱脂法)と同時に脂肪注入をしない方法もある | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

目の下の膨らみ取りで経結膜脱脂(下眼瞼脱脂法)で脂肪を取るのは引き算ですが、脂肪注入やPRP注射を行うのは足し算の治療になります。脂肪注入はどんなに説明しても併用を絶対にしたくないといったマインドを持たれている方も一定数いるので、そういった方は脂肪注入はセットでやらなくても良いのではないでしょうか。
 
例えば下眼瞼脱脂をしてみて、手術後に影クマがやっぱり気になるんだよなといった時に脂肪注入を後から追加して行うことは可能です。そういった治療プランでも問題はありませんが、初回の手術後の満足度が下がる可能性があるという点だけデメリットになります。

 

あとは、脂肪注入が向いていないケースとして、立体感が出るのが嫌だというケースです。

症例写真を見て、脂肪注入特有の立体感が出るのが嫌な方は向いていないです。

また脂肪注入では皮膚が余ったたるみの状態を改善することはできません。これもまた、目の下のたるみ取りの治療プランと目の下の膨らみ取りの治療プラントを分けて考える必要があるのです。

 

 

また脂肪注入の誤解を説明しておくのですが、コンデンスリッチであろうとナノリッチであろうと、定着率が80%というのは中々厳しいところです。実際には30-50%ともいわれているところで、メーカーが説明している定着率と実際の現場での意見は違うように感じます。


あるいは正しく患者さんに説明をせずに80%生着するといったことを言われる美容外科医もいますが、営業トークだと考えてよいでしょう。

 

経結膜脱脂(下眼瞼脱脂法)+脂肪注入法のリスクとしては、

・目の下が皺っぽくなる

・影くまが残る

・脂肪注入でしこりが出来る

・上瞼が窪む

・むくみが長引く

・涙袋が出てこない

・クマの色が濃く見えてしまう

など

 

経結膜脱脂法はバリエーションが多い施術になりますので、専門性の高い美容外科医を選択されるのが賢明です。