全切開で作る10ミリの幅広二重はハム目になりやすい~スカーレスや埋没法 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
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③選んではいけない美容外科とは

埋没法の手術は元々の瞼の組織を壊さないで二重を作ることができる点でメリットがあります。

低侵襲で二重手術をしたい方は、埋没法が最も希望に一致するかと思います。

自然癒着法などが修正がとても煩雑になりますし、糸がうじゃうじゃ何本も瞼の中に存在するので、リスクが大きなものになります。むかーし存在していたビーズ法の術式に近いイメージです。

 

一方、全切開の手術だと、構造自体を変えるので埋没法よりは大きな侵襲になります。

そこで最近注目されているのが、まつ毛のキワからの切開法です。これは通常の全切開法とも違います。

 

睫毛の上からの切開なので傷跡が通常の二重全切開よりもわからないです。

 

 

ハム目になりやすいのは、二重ラインのところで全切開で10mmとかの二重切開を作った場合です。

埋没法よりもハム目になりやすいのは特徴だったりします。

 

基本的には例えば埋没法であっても、〇〇法といったキラキラネーミングは危険なことが多いので、そういった表面的なところよりも本質的な手術の違いなどを見るのが賢明です。

 

二重全切開で幅広二重を作るのであれば、
・皮膚切開+眼輪筋処理+瞼板前組織処理+眼窩脂肪処理すべて対応
・6-0PDS高性能吸収糸での中縫い+極細非吸収糸での外縫い
・透明な糸での皮膚縫合
などで出来る限りの内部処理を行っていることがあります。
7~8か所ほど内部処理を行っているとかなり丁寧ですが、手術時間である程度測ることができます。

例えば全切開の手術時間が30分であれば、内部処理を端折っていないか、中縫いをしていないのではないかなどを疑うなどもできます。