【両顎手術】ルフォー+SSROは中顔面短縮効果自体は数ミリだが、遠近小顔効果もある | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

ルフォー+SSROの顎を移動させる手術を安易に考えている人が多くいます。

中顔面をちょっと短く見せたいからと言って、じゃあ両顎手術をやればいいじゃん!と考えてカウンセリングへ行かれることがありますが、これはとても危険な選択といえるでしょう、

 

両顎手術自体の中顔面短縮効果はそれほど大きなものではなくて、平均的には数ミリの変化となります。顔の平均的な長さは縦22センチ前後なので、例えば8ミリ短縮の変化をしても全体の4%位です。

顔全体でいえばそれほどの変化がありません。

 

 

ただ、それでも劇的な効果を得られやすいタイプというのがあって、それは、顎骨が前に目り出している人です。いわゆる口ゴボといった症状が強くみられるタイプの輪郭になります。

 

このタイプは「吸われ口」とも呼ばれていて、口元だけをバキュームで吸ったかの如く前に突出ています。ルフォー+SSROでは、中顔面短縮効果以外にも、顎骨自体を後ろに引っ込める変化も出せるので、更に数ミリ奥に引っ込めることで顎を上下+前後方向にも引っ込めることができます。

 

つまり、顎はカメラから見て遠くなるので、正面から顔を見たときに小顔になった印象が強くなるのです。遠近法の原理を用いた手術でもあるということです。

 

特にIVROよりもSSROは遠近効果を最大化することができます。

ゴボ口で少しでも小顔に見せたいという人は奥行きにもこだわった治療計画をすると良いです。