モウコヒダがあると平行二重にしづらい、目が小さく見える、遠心顔に見えやすいということで目頭切開でモウコヒダを解消する手術があります。
目頭切開法には内田法、Z形成法、リドレープ法などの術式があるのですが、
それぞれの特徴の違いは以下の様なものになります▼
内田法→変化量が大きい分、傷跡は分かりやすい
Z形成法→傷が少なく変化も大きく取れるバランスの良い術式
リドレープ法（韓国目頭切開）→傷が分かりづらいが変化が無く平行にならないことも
よく目頭手術後に目がかっぴらい多様な外人風のデザインになっている症例を見かけますが、あれの多くは内田法＝Whoude 手術が行われています。西欧人風の涙丘の形が丸く鳥の嘴っぽいデザインをしています。
一方、逆に目頭切開の修正手術＝モウコヒダ形成術については、
V-Y法→目頭が丸くなる・平面的な目頭になる
逆Z法→立体感が出来る、目頭が角になる
切り過ぎた蒙古襞を元に戻す修正では、逆Z法は1～2mm程度のざっくりとした戻り方に対して、VY法は何mm戻したいといった正確な微調整はしやすいけれど蒙古襞が平坦で不自然なデザインになるリスクが高く成ります。
また目頭切開手術でできた蒙古ひだのデザインの修正としては、
・瘢痕切除＋筋皮弁→蒙古襞をさらに解消したい人＋涙湖を出す
・逆Z法→蒙古襞を再建して涙湖を隠す
があります。
また、Shark fin flap法での修正＝下瞼の組織を目頭に持ってくることで、切りすぎた目頭のデザインを微調整することが出来ます。傷跡が大きい人や切りすぎてしまった目頭切開の修正として行われています。涙袋の形状が少し変わる点が注意点になります。
