魔女鼻やワシ鼻修正の鼻中隔延長術、費用が50万以下だと軟骨1枚で手術してる? | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

鼻先を延長する手術には鼻中隔延長術があります。

鼻尖形成術と違ってこれが大きく鼻先を伸ばすことができる術式で、

 

鼻中隔延長術が適応となる例ですが、

・正面から見て鼻柱が引っ込んでいてACRが△の形状になっている

・皮膚がぐにゅぐにゅで柔らかい

・皮膚が厚ぼった過ぎない

・鼻唇角が90度から大きく外れている=豚鼻や魔女鼻過ぎる

 

 

皮膚が厚いタイプのお鼻の場合ですと、鼻中隔軟骨への負担が大きくなり、移植した軟骨が崩れてしまう可能性があります。

土台が=家でいう柱の部分が脆弱になってしまうと地震で崩壊してしまうことを想像すると理解しやすいのかと思います。

 

なので鼻の皮膚が厚いタイプの症例では、鼻中隔軟骨を移植せずに肋軟骨を使ったりと別の選択肢を取ることが多くあります。

鼻中隔延長術後の延長しすぎや土台の崩壊、アップノーズ鼻の鼻閉状態にも注意を払えるドクターを選択することが大切です。

 

軟骨を強度順に並べますと、肋軟骨>鼻中隔軟骨>耳介軟骨の順となりまして、肋軟骨が最も硬い材料となります。

元々、日本人の鼻タイプは鼻中隔軟骨が小さくて多くを採取できない構造になっているケースが多いので、肋軟骨や耳介軟骨を使用した鼻中隔延長術を行う症例が増えてきています。

 

例えば耳介軟骨を使った鼻中隔延長術であっても、使用する軟骨は2枚使用し丁寧に重ねて移植することで曲がりのリスクを減らすことができます。なんちゃって鼻中隔延長術だと1枚で移植していたり、寄贈軟骨だけでの移植をしていることもあるので、そうした手術ですと長期的にみると崩れてしまう失敗・トラブルにつながりやすいです。

 

鼻フル・鼻中隔延長術でも費用が極端に安いものは大体がこのパターンとなります。