鼻翼基部の陥没は、
・顔が老けて見られる
・ほうれい線が深く見える
・口元が出て見える
といった事例で効果がありますが、鼻翼基部（小鼻の付け根）の位置が問題になっているケースで、鼻翼基部を持ち上げる手術を行うことがあります。
ただし、貴族手術を単独で行う人が少なくなってきています。実は鼻翼基部へのプロテーゼを挿入した後で起こりえる鼻の変形、この経緯を知っておくことでトラブルは防ぐことが出来るのです。
貴族手術単独で起こりえる鼻の形の変形ですが、
・鼻先が上向きになる
・鼻が短く見える
・鼻の穴が見えやすくなる
・小鼻が左右に広がる
などが報告されています。
なので、元々豚鼻だったり、短い鼻の人には適応を工夫する必要があります。
例えば鼻翼基部プロテーゼ＋鼻中隔延長術で豚鼻を予防する措置をとることもあります。
＊たまに鼻先が垂れている人が上向きになることを良しとして単独での貴族手術を行うこともあります
使用される材料ですが、プロテーゼ、ヒアルロン酸や破砕肋軟骨などが使用されることがあります。
プロテーゼでを使うのであれば、顔面骨３D模型を作ってから貴族手術を行う方がより正確な手術ができます。
アルツシュミレーションと言って、1週間ほどで吸収されてしまうヒアルロン酸で整形外科で関節内注射などに使用される製剤を用いて、実際の形を決めていくことに対応している医院もあります。
やってみてやっぱり似合わなかったという失敗は一番避けたい部分なので。
