【自称鼻専門医は絶対ダメ】鼻先や眉間部のヒアルロン酸注入は見識のある外科医は勧めない理由 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

鼻先や眉間部のヒアルロン酸注入は見識のある外科医は勧めない理由があります。

・鼻先がつぶれやすい

*将来的に広がってくる

・感染リスク

・外科手術をするときにやりづらくなる

*いったん溶かす必要がある

・動脈塞栓症や失明が起き得る

・メンテナンスが大変

・鼻中隔を伸ばす効果はない

などが理由となります。

 

 

鼻へのヒアルロン酸注入は、必ず解剖熟知してる美容外科医を選択する必要があります。

 

例外的に、

「軟骨が丈夫でしっかりとしているタイプ+皮膚が薄い鼻」であれば適応があることがありますが、非形成外科専門医を選択するべきではありません。前述したように、致命的なミス・失敗例が起き得るからです。

 

解剖学を熟知している形成外科専門医で、鼻の切らない縮小術とかオステオポアやGメッシュなどの材料を使っている医師はほとんどいないですし、将来的に後悔することになります。

 

動脈塞栓症について

 

鼻先や鼻根部に注入してしまうと、血管がつまって壊死する失敗例・合併症があります。

 

近年に報告されたのですが、「鼻背へヒアルロン酸注射後に眼動脈閉塞し失明した症例」がありました。

 この例では、20歳の女性が鼻根+鼻背にヒアルロン酸注入(鼻を高くする目的で)を受け、視力を失うことになりました。

 

ヒアルロン酸を皮下ではなく誤って動脈管内に注入し、血管を詰まらせる動脈塞栓が起こります。

そして血流を止めてしまい、皮膚が壊死してしまったり失明してしまったりが起こりえます。

 

鼻先や鼻根部やほうれい線周辺は特に注意するべきで、万が一血管が詰まった場合、ヒアルロン酸溶解注射=ヒアルロニダーゼで一刻も早い処置をしなければなりません。これもまた用意のある美容クリニックでなければ対応が遅れてしまい致命傷となります。目安としては1~2時間で失明に至ります。

 

これが形成外科専門医を最低条件としなければならない理由です。