法令線へのヒアルロン酸注入と脂肪注入どちらが良いのか?持続力やリスク比較 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

今回は、法令線へのヒアルロン酸注入と脂肪注入どちらが良いのかを比較検討してみます。
 
これは臨床研究が進んできている分野でもありますが、美容外科のホープページを見てみると、
・幹細胞を使っているから
・ナノリッチだから
・コンデンスリッチだから
と言って理由付けで定着率が良くなるので、脂肪注入をおすすめしているクリニックも一部あります。
 
果たして本当にそうなのか?
 
 
研究の結果をまとめると以下の様な結果になったことが分かっています▼
 
・ヒアルロン酸注入と脂肪注入で、半年後の経過時点では大きな優位性の差は無かった
・ヒアルロン酸と脂肪注入共に数か月かけて吸収される
・1年経過で脂肪注入は一部残存することがある
・ヒアルロン酸注入の方が細かいシワに打ちやすいしダウンタイム的にも手軽
・脂肪注入は部位によって定着率が大きく変わるのとギャンブル性がある
・ヒアルロン酸注射は最終的に吸収されると元通りに近い
・脂肪注入では幹細胞によって生着率が向上する
など

 

これらの結果から分かる通り、脂肪注入は多少の一部、持続するメリットはあるが、部位ごとにギャンブル性があり、しこりを形成したり吸収されるリスクを孕んでいるということ。また、ダウンタイムも2週間前後と長い。

 

形成外科専門医などの解剖学的な知識を持っている外科医を選択しなければ重篤な後遺症を残すこともあるので、なんちゃって系の美容外科医を避けるようにすること。

 

評判の良い名医紹介・ご優待紹介の希望は、下記よりご連絡下さい▼