マリオネットラインや法令線のしわ。
これらを解消する際には、コラーゲン注射・ヒアルロン酸注入・PRP注射・脂肪注入による足し算があります。
シワを埋めるという事に特化した治療法です。
プチ整形で簡単なものには、一般的にヒアルロン酸注射が行われる事が多く、高い効果が認められます。ヒアルロン酸は自然物質のためだんだんと体内に自然吸収されていき、その効果は3ヶ月から半年程度が多いです。
選択肢①
ヒアルロン酸注射は治療が1日で終わりますが、例え数ヶ月間で効果が消えると言っても出来上がりに左右差が生じたり不自然になる失敗例も多いです。解剖学的な知識の無い外科医が多すぎるのです。
選択肢②
再生医療では、PRP治療を実施しているクリニックもあります。シワの溝を埋めるためあらかじめ患者さんの血液を採取しておき、血小板を濃縮した血漿を気になる部位に注射する事によってシワを平らに出来ます。血小板血漿はシワ治療にも効果的です。PRPに成長因子（FGF）を追加することも多いですが、ヒアルロン酸注射よりも効果持続期間は長くなり2年間の維持が見込めます。しこりになる失敗は未熟な医師に多いでしょう。
選択肢③
マイクロCRF療法が使われる場合もあります。これは患者さんの身体から脂肪を吸引しておき、法令線の気になる部分に注入してシワを消すという施術です。脂肪注入のメリットはヒアルロン酸のように生体にとっての異物ではないので拒否反応を起こしにくいという事です。ただし従来の脂肪注入だと組織の石灰化が問題になることもあります。
CRFはコンデンスリッチファット療法とも呼ばれる従来の注入に比較して、脂肪定着率を大幅に改善している方法もあって、石灰化やしこりといった後遺症が残りにくいこともあります。CRFはただ吸引した脂肪注入を行うというわけではなく、脂肪の純度を高めるため、老廃物や麻酔液等の不純物を徹底的に除去します。その上で元気で活力のある脂肪細胞を注入しているので定着率が高いのです。大きな脂肪細胞を細かく粉砕して法令線治療に適した大きさにした上で処置します。
優れた医師、クリニックは患者さんの話をよく聞き、予算面も含めて丁寧に患者さんの相談に乗ってくれる事が条件です。説明をきちんと受けたうえで最良と思える法令線治療を受けましょう。
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